戸建住宅 地盤調査

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日本の住宅建設において、地盤改良の社会的ニーズは年々高まっています。

日本は豊かな水資源を持つ国であると共に、水田・河川・海岸沿いなど、周辺に広がる軟弱地盤が多い地域でもあります。また埋め立て地・盛土・切土など人工的に形成された土地でも軟弱地盤が発生しやすい傾向にあり、軟弱地盤の上に建物を建ててしまうと地震や自然災害の際に建物が沈下したり傾いたりするリスクが大きくなってしまいます。

これらの事を踏まえ、住まいの安全性を確保するために建物の構造だけでなく、地盤調査とその地盤改良が重要視されています。

水田・河川・海岸沿い・埋め立て地・盛土・切土地域などの「軟弱地盤」
水田・河川・海岸沿い・埋め立て地・盛土・切土地域などの「軟弱地盤」
山本 タロウ

建築基準法では地盤調査や必要に応じた地盤改良が義務化されており、その必要性は法的にも裏付けられています。住まいの安全性を左右する「地盤」。いくら頑丈な家を建てても地盤に問題があっては安全は守られません。

地盤調査とは?

住宅建設において、建物が外部から受ける力(地震や風、積雪など)に耐えられるよう事前に柱・梁(はり)・基礎などの強度を計算する構造計算をおこないます。構造計算を行う前提として「地盤調査」が必要です。

建物の安全性を確保するうえで、重要な工程の一つが「地盤調査」となります。地盤の状態を正確に把握することで住まい・商業施設・オフィスビルなど、さまざまな建物の安全性を高めることができます。

地盤調査の目的は、地盤の強度や特性を評価し、その地盤が建物を支えるのに十分な強度を持っているかを確認することにあります。「埋め立て地」や「盛土」地域は、人工的に形成された地盤であるため、不均一な構造や軟弱な部分が存在する可能性があります。

さらに「水田」「河川」「海岸沿い」近くに住宅を建てる際には、地盤調査の結果を基にした適切な基礎工法の選択が求められます。これにより、長期間安心して住める住まいを実現できるでしょう。

日本のような地震多発国では、地盤の強度や安定性を見極めることが、住まいの安全を守るだけでなく、利用者が集う施設の信頼性を確保するカギとなります。

地盤が安定していない場合、建物の沈下や傾斜が発生し、住まいの安全性や利用者の安心感が損なわれるリスクがあります。

地盤調査方法

建築基準法施行令第38条では、地盤の適性を確認するための基準が示されています。この条文に基づき、特定の条件下では地盤調査が義務付けられています。

新たに戸建住宅を建築する際や既存の建物を増改築する場合、地盤調査が求められることが一般的となっています。

  • スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験):小型の機器を使って地盤の強度を測定する方法で、戸建住宅では最も一般的。
  • ボーリング調査(標準貫入試験): 大型建物や特殊な地盤に使用される方法で、より詳細なデータを得ることができます。
  • 表面波探査:地中の地層構造を波動で調べる非破壊検査。
スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)
スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)

地盤調査が必要なケースは?

土地を購入しマイホームを建てたいと考えた場合、建物を建てる前に必ず行わなければならない大切なステップの一つが「地盤調査」となります。これを怠ると建物が傾いたり、最悪の場合には地盤沈下が発生するリスクがあります。

地盤調査は、建物が安全かつ長期間にわたって利用できるようにするための重要なプロセスであり、2000年(平成12年)から義務付けられた「建築基準法施行令」によってその必要性が定められています。

戸建住宅の地盤調査を正確に行い、建築基準法施行令に基づいた安全な住宅建設を行うことは、将来的なトラブルを回避するためにも非常に重要です。

山本 ハナコ

では具体的にどのような場合に地盤調査が必要となるのでしょうか。

新築住宅

新築住宅を建設する際、ほとんどの場合で地盤調査が求められます。建物の安全性を確保するためには、建設予定地の地盤が建物の重さに耐えられるかどうかを確認する必要があります。木造住宅や軽量鉄骨の建物であっても、地盤が弱ければ地震や洪水時に大きな被害を受ける可能性があります。地盤調査によって、適切な基礎工事や補強が行えるため、新築計画の第一歩として非常に重要です。

既存建物を解体して新たに建設(建て替え)

古い建物を解体し、新たな建物を建てる場合も地盤調査は必要です。既存の建物の重さや使用年数によって地盤の状態が変化している可能性があります。また、地盤が長期間にわたり圧力を受けていると、地耐力が低下していることもあります。これらを確認せずに建設を進めると、新築後の建物が不安定になるリスクがあるため、調査を行う必要があります。

造成地や埋立地に建設

造成地や埋立地は、元々の地盤に人工的な加工が施されているため、その地盤がどの程度の耐久性を持っているかを調べる必要があります。特に埋立地は地盤が均一でない場合が多く、部分的に沈下するリスクがあります。造成地でも地震や豪雨時の崩壊を防ぐために、地盤の強度をしっかり確認しておく必要があります。

土砂災害や液状化が懸念される地域での建設

地震や豪雨が頻発する日本では、土砂災害や液状化現象が問題となる地域が少なくありません。このような地域に建物を建てる場合は、特に慎重な地盤調査が必要です。これにより、建物の基礎にどのような設計が必要かを判断できます。また、自治体が提供するハザードマップを確認し、リスクの高いエリアであれば追加の調査や補強工事を検討することが重要です。

境界が未確定な土地や周囲に特殊な条件での建設

土地の境界が不明確な場合や、隣接地との高低差が大きい場合なども地盤調査が必要です。このようなケースでは、地盤の状態が均一でない可能性があり、特に雨水の流入や排水の影響で地盤が弱くなっていることがあります。また、土地に特定の条件がある場合は、その条件に応じた地盤補強の方法を見つけるためにも地盤調査が欠かせません。

適正な「地盤調査」
適正な「地盤調査」

地盤調査は未来を見据えた安心への投資

地盤調査は、建物の安全性を確保し、長期的な安心を得るための重要なステップです。土地や建物の条件に応じて適切に調査を行い、必要な補強や対策を講じることで、安心して暮らせる家づくりを実現できます。

施工実績

地盤改良工事(D・BOX工法)

地盤改良D・BOX工法は地盤補強と振動低減効果を同時に実現。地盤補強だけでなく振動や液状化被害の低減性能も備え、他工法とは一線を画す地盤改良工法です。

地盤改良 D・BOX工法

私たち山本建設では「地盤強化」と「振動低減」を同時に実現し、セメント系固化剤は一切使用せず自然環境に配慮された、従来の地盤改良工法とは一線を画すD・BOX(ディーボックス)工法で循環型社会に対応した、インフラ構築を実現します。

地盤改良 D-BOX工法
地盤改良工事 D・BOX工法

地盤改良 D・BOX工法

地盤補強と振動低減効果を同時に実現。
地盤補強だけでなく振動や液状化被害の低減性能も備えており、他工法とは一線を画す特徴ある地盤改良工法です。

D・BOX(ディーボックス)工法は一般財団法人日本建築センターより「建設技術審査証明」を受けており、安心してご利用頂ける工法です。

この記事を書いたスタッフ

のび
のび広報・WEB担当
山本建設は創業から60年、建物や道路工事など地元地域を彩るお手伝いをしてきました。

地域の皆さんをはじめ、全国の方々に夢や希望を形にする「建設・土木」の楽しさをもっと知って貰うため、日常の小さな幸せやお役立ち情報、そして時には驚きや感動をもたらせるようなコンテンツをお届けいたします。

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