~信頼と実績で明日を拓く 山本建設~
私たち山本建設の地元、福岡県北九州市若松地区は産業と環境が調和した未来型の都市づくりを進めている注目のエリアです。
北九州市が推進する「グリーンエネルギーポートひびき」事業は、SDGs未来都市として地域環境問題への取り組みです。
2011年(平成23年)からスタートしたこのプロジェクトは若松区響灘(ひびきなだ)地区における風力発電などのエネルギー関連産業の集積を目指しており、広大な産業用地と充実した港湾施設を活用することで、風力発電関連産業の総合拠点づくりを進めています。
新たな雇用の創出・物流の活性化、さらには地域産業の経済活性化へと繋がることでも期待されているんですね。
再生可能エネルギーの拠点化を目指す取り組み
「グリーンエネルギーポートひびき」事業は、再生可能エネルギーとして洋上風力発電を活用し、地域経済の活性化を図るプロジェクトです。SDGs未来都市としての役割を果たしつつ、環境影響評価(環境アセスメント)を通じて環境保全も重視しています。
また、国の第5次エネルギー基本計画では、再生可能エネルギーの主力電源化が掲げられており、洋上風力発電はその中核として期待されています。
SDGs未来都市として
北九州市は、SDGs未来都市として持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを積極的に行っています。「グリーンエネルギーポートひびき」事業では、再生可能エネルギーの導入を通じて、環境負荷の低減や経済成長、雇用創出など、SDGsの複数の目標達成に寄与しています。特にクリーンエネルギーの普及や産業・技術革新の促進において、重要な役割を果たしています。
環境影響評価(環境アセスメント)
2016年(平成28年8月)洋上風力発電事業化に向け、北九州市では響灘洋上風力発電施設の設置・運営事業者公募に際し、選定された事業者とともに環境アセスメントを実施。環境への影響を最小限に抑える取り組みを進め、2023年(令和5年3月13日)より建設工事を開始しています。
環境影響評価により、地域の生態系や漁業活動などの環境保全について適正な配慮がなされています。
風力発電関連産業の総合拠点化
「グリーンエネルギーポートひびき」事業では、風力発電関連産業の総合拠点化を目指しています。風車部品の製造・組立、物流、運転管理・メンテナンス(O&M)など、多岐にわたる産業の集積を図っています。これにより、地域の産業・物流の活性化が期待され、さらには北九州市全体の経済活性化にも大きく貢献することが見込まれています。
「O&M」とは、運用(オペレーション)&保守管理(メンテナンス)の略で、風力発電関連の施設や設備完工後に保守業務を行うことです。
風車基礎工事
2024年11月現在、北九州市若松区沖の響灘において風車設置工事が開始され2025年度中に25基すべての大型風車の設置が完了する予定となっています。
- 発電所名:北九州響灘洋上ウインドファーム
- 設置場所:北九州市若松区沖の響灘沖海上
- 大型風車:高さ約200メートルの風車25基
- 設備容量:9,600㎾
- 最大出力:22万㎾
- 稼働期間:20年を予定
稼働が開始されると、国内最大規模の洋上風力発電となり一般家庭およそ17万世帯分(北九州市世帯数の約4割相当)の電力を生み出すことが可能になる見通しです。
持続可能な循環型社会の構築
北九州市は再生可能エネルギーの導入拡大を積極的に進め、その中でも洋上風力発電は、風況の良い響灘地区を中心に関連産業の拠点化を目指しています。この取り組みにより、地域の経済基盤を強化し循環型社会の構築を目指しています。
響灘沖海上に25基の大型風車が設置されると、市民のランドマークとして雄大な景色が広がりますね。
再生可能エネルギーの導入は日本をはじめ、台湾などのアジア地域でも事業がスタートし未来を見据えた先進的な取り組みが進められています。
この記事を書いたスタッフ
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