~信頼と実績で明日を拓く 山本建設~
建設・土木業界では「3K職場 きつい・汚い(きたない)・危険(きけん)」の頭の文字を取って「3K」などと呼ばれ、あまりいいイメージが持てません。
日本では少子高齢化が進み、業界を問わず人材不足が将来的にさらに深刻化すると予測されていますので早急な取り組みが急がれています。
今の建設・土木業界が抱える問題点を見ていきましょう。
労働者不足
建設業界に限らず、さまざまな業界で労働者不足・人材不足が問題となり年々深刻化しています。
2025年に建設・土木業界においておよそ90万人の労働人口が不足するというデータ予測もあります。
このまま労働者不足を解消する手段はないのでしようか?
建設業では仕事が厳しい、雇用条件が悪いなどのイメージが根強くあるため、次世代の若年層の方々に興味を持ってもらう施策作りが重要な課題となっています。
引用:国土交通省「最近の建設業を巡る状況について【報告】」より
「建設・土木業界」の現状
労働就業者の高齢化
建設業の労働就業者は、2022年には55歳以上が約36%、29歳以下が約12%となり全産業と比べ高齢化が著しく高くなっています。
60歳以上のおよそ80万人については今後10年の間に引退する見込み予想がされています。
建設業の生産体制を今後も維持していくためには、若年者の受け入れや人材定着(リテンション)によるスムーズな世代交代が必要不可欠ですね。
人材定着(リテンション)って何でしょうか?
企業にとって優秀な人材を確保し定着させるのは大切!
そのためにおこなう施策のことをリテンションといいます。
「話しやすい環境づくり」や「仕事と生活とのバランス(ワークライフバランス)」「従業員のスキルアップ支援」など色んな施策が考えられますね。
高齢になってくると体力や判断力が衰えてきますので、健康管理や安全対策(事故によるケガ)など様々なリスクを考える必要があります。
労働就業者はこれからも減少すると予想されていますので、ベテラン技術者の「卓越した技能」や「幅広い知識」を若い世代へ伝えられない技術の継承問題が起こる事が考えられます。
労働環境及び雇用条件、福利厚生制度の見直し・若年層の確保・新たな事業展開など様々な施策を考えておくことが大切ですね。
給与水準
「2022年総務省労働力調査」によると、建設業で働く人は全体で見ると建設会社に勤務する社員およそ90%、一方個人事業主(一人親方など)およそ10%となっています。
「製造・卸し小売り・飲食・医療福祉業界」及び全産業の平均と比較すると建設業界の給与水準は決して低くはありません。むしろ高い方だと言えます。ですが実際は労働時間、現場への移動時間なども含んだ拘束時間の長さに対して給与水準が低いことが指摘されています。
全産業の中で比較しても、建設業界の給与は低くないんですね。
労働環境・やりがい・ワークライフバランスの大切さが分かります。
「国土交通省 建設業における賃金等の状況」によると建設業の賃金ピークは40代で賃金のピーク時期に達するというデータがあり比較的若い時期にピークを迎える事となります。
また日給月給制の企業の場合、悪天候などにより施工作業がストップしたり、作業員が病気やケガなどで休まざるを得ないこともあり働き方が不安定なため、給与面で安定しません。
月給制を採用している企業と比べて収入面が安定しないので若年層の就業者が離れてしまいます。
若年層の就業者減少が著しく今のままだと、よりいっそう若者離れが加速するかも知れません。
建設業の需要拡大
建設業界の需要は現在も拡大し続けています。
需要の高まりに対して、適切な人材供給が間に合っていないという現状があります。
今後、需給バランスが崩れていけば作業者の負担は増えるばかりで離職率も高くなっていき、やがては多くの企業が倒産危機に追い込まれる事が予想されます。
私たち山本建設の取り組み
私たち山本建設では最年少17歳の2名が在籍しています!
元気で明るく現場を活気づけてくれています。
未経験からのスタートで聞き慣れない言葉や見たことのない機械・道具も多いですが、先輩方の指導のもと、日々活躍中です!
私たち山本建設では、生産性向上や働きやすい職場づくりに向け「労働環境改善」「省工数化」「建設現場におけるICT化導入」など積極的な取り組みを進めて参ります。
建設・土木業界に関するその他、内容
建設・土木業界「3K」イメージの内容についてはこちらからご覧下さい。
建設業界の今(3K問題)
私たち山本建設は、時代のニーズに合わせ「労働環境・雇用条件・福利厚生」の改善及び「免許・資格」取得支援を積極的に取り組んで参ります。
国土交通省「新3K」への取り組み内容についてはこちらからご覧下さい。
建設業界の今(新3K 実現に向けた取り組み)
私たち山本建設では国土交通省「新3K」の取り組みを踏まえ、若年層の人材確保及び定着化に向け、労働環境の改善に取り組み、仕事と生活とのバランス(ワークライフバランス)が保てるよう積極的な取り組みを進めて参ります。
この記事を書いたスタッフ
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山本建設は創業から60年、建物や道路工事など地元地域を彩るお手伝いをしてきました。
地域の皆さんをはじめ、全国の方々に夢や希望を形にする「建設・土木」の楽しさをもっと知って貰うため、日常の小さな幸せやお役立ち情報、そして時には驚きや感動をもたらせるようなコンテンツをお届けいたします。
私たち山本建設は地域の皆さまと一緒に、素敵な街を作っていくパートナーです。この街の一員として、皆さんと共に歩んでいくことを心から楽しみにしています。
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