本村川1号橋(本町小竹1号線)橋梁補修工事施工
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福岡県北九州市若松区小石本町地内において、橋梁(きょうりょう)の補修工事を実施いたしました。
橋梁補修工事では北九州市、初の「IPH工法」(内圧充填接合補強)を採用しての施工となりました。
IPH工法とは
従来の注入工法(注入材を押し込む方法)とは異なり、穿孔(穴あけ)し、躯体内部の空気を抜き取る作用を持つ注射器で注入する方法です。空気と樹脂を置換し、微細ひび割れにまで充填が可能となります。
注入の効果
高密度、高深度に充填でき、部位の強度回復、鉄筋とコンクリートの付着力回復が可能となり、鉄筋防錆、中性化やASRの抑制等も期待が出来ます。
構造物の「長寿命化」を実現する技術です。
適用範囲
コンクリート構造物全般
- 建築基礎
- 柱
- 梁(はり)
- 耐力壁
- 地下室
- タイルの浮き
- 橋梁
- 橋脚(きょうきゃく)
- 床版(しょうばん)
- トンネル
- ダム
- 堤防など
施工手順(断面接合注入工)
サンディング
1
欠損部補修
2
マーキング
3
穿孔(せんこう:穴あけ)
4
台座取付
5
漏止め
6
注入
7
加圧養生
8
カプセル台座撤去
9
表面処理(仕上げ)
10
載荷試験
- 最大耐力 補修なし梁 155kN ⇒ 補修後 241kN
- 最大耐力 補修なし柱 309kN ⇒ 補修後 426kN
経済性の向上・環境対策
IPH工法で施工された構造物はその後の補修間隔を延ばし、ライフサイクルコストの低減が可能となり、劣化部をはつり落とさず、そのまま補修・注入を行うため、解体殻が減少し、施工費や工事の削減を図ることが出来ます。
また、使用機材は騒音や振動など周辺環境に配慮した専用工具であるため、多くの施設は供用を妨げ最小限にして、施工することが可能となります。
冒頭にもあるようにIPH工法での橋梁補修工事は、北九州市「初」の施工となりましたので、全員いつもより気合いが入っておりました。
施工完了し、残すは検査です。
この記事を書いたスタッフ
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北九州市を愛し、人を愛し、家族を愛し生きる、ラーメン大好き男。
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