1級土木施工管理技士研修会(第4回)

~信頼と実績で明日を拓く 山本建設~

先日、第4回目の研修会に出席して来ました。

ゴールデンウィークも終わり、試験日(2024年7月7日)まで2ヶ月を切りました。

あっという間に試験当日を向かえそうです。

自信がない状況ではありますが、「合格」を目指し、努力あるのみです。

今回より専門分野ごとの研修会となり、主に「土工」について学んで来ました。

土工とは

土木工事の大部分を占める広範囲のものであり、これを一言にいえば、ある種の目的のために高い土地を切崩し、低い土地に埋める作業を言います。

  • 切崩し(切土)
  • 積込みおよび運搬
  • 盛土(まき出しまたは土捨)
  • のり面保護に大別されます

ここですべてのことを解説するのは、難しいので、最後に出題します、「③盛土」について、少々解説いたします。

盛土

一般に盛土といっても、道路、鉄道、堤防、アースダム、宅地などでそれぞれ特色があります。下記には、一般的、共通的な必要事項を示します。

  • 盛土の荷重を安全に支持できること。
  • 盛土の完成後、不等沈下を生じないこと。
  • 地盤の傾斜が1:3~1:4より急な個所では、盛土の滑動を防止するために、地盤が土の場合、最小高さ50cm、最小幅100cm、岩の場合、最小高さ40cm程度の段切りが必要であり、段切り面には排水のため3~5%の横断こう配をつけることが必要である。

段切りとは:斜面に盛土をする際、新しい土が地すべりなどを起こさないように階段状に土を削ること。

盛土材料

盛土材料は盛土を構成する主要材料であり、その性質が施工の難易、完成後の盛土の性質を左右することになるので、なるべく良質な材料を使用することが望ましい。

盛土材料として良質なもの〇

  • 施工が容易である土。(掘削、運搬、敷均し、転圧などの作業が容易であること)
  • せん断強度が大きい土。(粒度分布がよく、粒径が適度に混ざり合っていること)
  • 圧縮性が小さい土。(粘性土でない。間げきが少ないもの)
  • 河川築堤では浸透性が小さい土。(透水係数が小さく、膨張性の低いもの)

たくさん用語が出てきています。興味のある方は、是非調べてみて下さい。
お待たせいたしました。ここで問題といたします。

問題

問題.1

1.盛土の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれでしょうか。
ア:盛土の締固め時には、土(含水比)の調整を丁寧に行う必要がある。
イ:締固め中に降雨があったときは、雨水が締固めている土に浸入しにくいように、表面に勾配をつけて締め固める。
ウ:切土と盛土の境界部においては、完成後に盛土部が沈下することが多いので、盛土部の地山の傾斜地盤には段切りを行ってはならない。
エ:構造物の周辺は、締固め機械が近寄りにくいので、小型の突き固め機等を使用して入念に締め固めることが必要である。

解答:ウ(段切りを行う必要があります)

問題.2

2.盛土材料に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。
ア:盛土材料は、なるべく良質な材料を選んで使用することが望ましい。
イ:盛土材料として好ましいのは、敷均し、締固めの施工が容易なものである。
ウ:盛土材料として好ましいのは、吸水による膨潤性の高い性質をもった土である。
エ:与えられた盛土材料が多少好ましくないものであっても、適切な処置を施し有効利用することも必要である。

解答:ウ(膨潤性の低い性質をもった土を使用します)

いかがでしたでしょうか?

どんどん難しい問題になって行きますね。

私も頭を悩ませております。

チャレンジ頂いた方、有難う御座いました。

また、第5回目の研修会後、アップしたいと思います。

楽しみにお待ち下さい。

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この記事を書いたスタッフ

こてかん
こてかん安全衛生・情報連絡担当
北九州市を愛し、人を愛し、家族を愛し生きる、ラーメン大好き男。

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