1級土木施工管理技士研修会(第2回)

~信頼と実績で明日を拓く 山本建設~

2024年2月29日(木)、第2回目の研修会に出席して来ました。
第一次検定まで残すところ4ヶ月となり、少しエンジンが掛かって来たところです。また、先日の過去問題を解いた点数(合格点には程遠い)を胸に受講しましたので、いつもと違う気持ちがありました(危機感)。

工程管理について

今回は「工程・安全管理」について学んで来ました。
少し工程管理について。

建設・土木業において、契約条件に基づき決められた工期内(工事着工から竣工までの期間)に完成させる必要があります。

その為、全工程のスケジュール管理、工事における品質管理、事故を未然に防ぐ安全管理など適切に管理し、効率よく作業が進めるように「工程表」を作成し工事を進めていきます。

工事全体の進捗状況や現場での作業手順を事前に確認し、スケジュール全体を把握しながら納期までに工事を終わらせることがとても重要になってきますね。また、悪天候などの自然要因により工期が遅れたり、現場作業員の病気やケガなどトラブルが発生した場合、工事全体を見直し・調整をするケースもあります。

山本 ハナコ

工程管理の目的は、決められた工期内において以下3つの目標を達成させ完成させることです。

概論

契約条件を満たすだけではなく以下の要件を考慮しつつ工程を計画していく必要があります。

  • 納期を遵守(納期までに工事完了)
  • 能率的(ムダを省き時間短縮)
  • 経済的な面(コストダウン)
  • 工事作業の安全面(労働災害防止)

「工程表」を作成し、社内・現場作業員の方・他業者の方々との作業効率化を図ることでスムーズな工事が進められます。

山本 タロウ

具体的には建設・土木業においての「工程管理」とはどのようなものでしょうか?

山本 ハナコ

建設・土木現場作業において工事全体のスケジュールを把握し、スムーズに進める上で「工程管理」は大切な要素の1つとなります。

工事を決められた工期内かつ安全に完了させる為には主に以下のような項目を考慮し「行程表」を作成する必要があります。

上記以外の項目として、関係先機関との調整や行政への申請、工事用地の確保、建設工事に係る騒音・振動対策など考慮する項目は多岐にわたります。

また、建設・土木現場での事故防止の観点からも「無理なくゆとりを持った」適切な工程表を作成する必要性が求められています。

国土交通省では「週休2日を確保できるよう、適正な工期設定や経費補正を実施し着実に進展」「2024年4月からの時間外労働規制を踏まえ計画的に取り組みを推進」とあります。

山本 タロウ

現場での工事が円滑に進むことで、建物など工事物の高品質化、現場で働く方々の安全面や作業効率の向上に繋がり、納期までに工事を完了することが出来るんですね!

工程管理の手順

(PDCA)横文字になると少し難しく思えますが、P・計画 D・実施 C・検討 A・処置 といった流れになります。

前回のブログ記事「1級土木施工管理技士研修会(第1回)」に引続き、ここで問題です。
興味のある方は、是非チャレンジしてみて下さい!

問題.1

1.工程管理の一般的な手順として、適当なものはどれですか。
①~ ④は手順の内容を示しています。
①作業の改善
②工事の実施
③工程表の作成
④計画工程と進捗状況との比較

ア:③→①→②→④
イ:③→①→④→②
ウ:③→②→①→④
エ:③→②→④→①

解答 エ

問題.2

2.工程が遅れたときに最初に行うべきこととして、最も適当なものは次のうちどれですか。
ア:作業員の増員を行う。
イ:工法の変更を行う。
ウ:遅れた原因の究明を行う。
エ:工程表の修正を行う。

解答 ウ

いかがでしたでしょうか?

第2回目なので、少し難しい問題にしてみました。

チャレンジしてくれた方、有難う御座いました。

私もしっかり復習出来ております。

第3回目の研修会は、3月中旬に行われますのでアップします。

お楽しみに!

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この記事を書いたスタッフ

こてかん
こてかん安全衛生・情報連絡担当
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